2010年12月4日土曜日

ポリネシアンタイム




ある晩いきなり咳きが出始め、夜中には痰が止まらなくなり、ごぼごぼと呼吸する度に変な音がする。
もしかしてこのまま呼吸困難にならないかとちょっとパニックになった。
もちろん無事に朝を迎えたのだが体がだるくて熱もある。その日夫は仕事を休めない。

「ど、どーしよう、、、。息子の面倒が見れない、というか起き上がれない、、。」

こんな時は実家から遠く離れた海外で暮らしている事が本当につらい。夫の両親も違う島なので頼れないし。
子供ができて初めて頼れる家族のいない不便さ、心細さを実感している。 

しばらく考えたすえ、夫の親戚の伯母さんに電話をして病院へ連れて行ってくれないかと頼んでみた。
「いいわよ、それでは用意ができたらすぐ行くわね。」と快く引き受けてくれたのはいいのだが、
いくら待てど、やって来ない。
倒れている私のお腹の上で息子はぐずぐずプロレスごっこを要求している。しかたないので職場の夫に電話してみる。「もう限界だー!伯母さんはいつになったら来るのー?!」
結局早朝の5時に夫が伯母さんに電話をして、伯母さんがやって来たのは午前10時。
ポリネシアンタイムなのはわかるがこの叔母さん、つい最近までルトラック(相乗りの小型バス)の運転手をしていた時間には厳しい人なのにー。ぶつぶつ、、、。

結局、病状は軽い気管支炎だったようである。
薬でさすがに呼吸は楽になったが、げほげほ、ぐぐわぁー、、、っぺ!!と痰を吐くオヤジ化している。

2 件のコメント:

  1. あらあら、かわいそうだったね。

    でも、ほんとにいざという時に、頼りにならないのが南国の人。

    私も、先日とあることで待ちぼうけをくらい、まぁこれには慣れてるんだけど、期待して外せなかったことだけに、イライラも極地に・・

    という訳で、結局頼れるのは、ごく身近な人になっちゃうよね〜。

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  2. そうなの、けっこう身近な人なんだけどねー、とほほ。南国の気候に負けない体力づくりでいくしかないです、はい。

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